訳あって奥さんとこどもたちと 別々に夏休みの旅行をすることとなった我が家。
訳あって…と言っても不安な理由ではないので、ご心配なく!
明治村 閉村間際、SLとうきやう駅に向かう最終列車の発車待ちの際、恐れていた事態が発生してしまった。
一眼レフのバッテリー切れ!
少々の懸念があったが、大丈夫だろうと対応策を考えていないと言うか 目をつぶっていた事柄でした。
順序が入れ替わりますが、今回の三泊三日のひとり旅は 基本的に車中泊を予定していて、体力的に宿で泊まる必要があれば、現地で探す…という計画でした。
とりあえず 明治村から離れて、次の目的地の方へ向かうとします。
車のバッテリーからAC100v をインバートする機械を買えば良かったかなぁとか考えましたが、車中泊の旅をこれから先 どの位の頻度で行なう?とか、お手軽なシガーライターに繋ぐインバータでは電圧は期待できないよなぁ、などと悶々とします。
目的地への道すがら スーパー銭湯でさっぱりしてからにしようと 入浴。
さっぱりすると 思考もさっぱりします。
インバータをこの辺りの自動車用品屋で買うより、漫画喫茶で夜を明かして 充電すれば、ドリンクバーも付いて来る、と。
結局、この夜は漫画喫茶の8hナイトパック¥1200にお世話になりました。
【3日目】
20:30頃 チェックインしたので明朝4:30チェックアウト。越えれば延長料金が発生します。
開放8時間は 日頃から鍛えられてます。
難無く 4:00にチェックアウト。
もちろん一眼レフのバッテリーも充電完了です。
目的地近くに7:00オープンのコインランドリーを検索できたので、その商業施設で時間調整させていただきます。
この日に帰宅するので 慌てて洗濯などする必要はないのですが、何かしてないと落ち着きませんでした。
時間も程よくなったので、最終目的地の『愛知県こどもの国』に向かいます。
ここは愛知県営として開園された公園ですが、蓮舫の事業仕分けに引っかかり、地元のNGOが運営している公園です。
ここの施設に「こども汽車」というアトラクションがあるのですが、協三工業の8t蒸気機関車が二機存在しています。
ところが一機がボイラー故障で瀕死の重体で 修理費をクラウドファンディングを行った結果、予想以上の金額 スピードで集金できた、という事で知りました。
私も意義に賛同して小遣いの範囲内で募金いたしました。
今回は そのNGO職員でクラウドファンディングの担当をされたT氏とお会いして その状況を説明していただきました。
T氏は地元出身の青年で 特に鉄道を趣味としてはないのだが、NGO職員としてこのSLと付き合う事により、もっと多くの人に訪れてもらえてもっとこの鉄道を愛してもらいたいと願うようになったと言います。
ご苦労を伺っているうち いろいろ余計なコトを言ってしまって 失礼があったと反省しております。
この場を借りまして お詫びします。言い過ぎてごめんなさい。
T氏と別れ 10:00の始発列車に乗ってみます。
乗車は一周約1000m 時間は7分だそうです。
こどもの歩幅に合わせた階段でプラットホームに上がると ブルーに黄色い線が入った5両編成の列車が入線しております。
前よりの1〜3号車に乗車するように言われます。列車は擂り鉢をひっくり返したような「ゆうひが丘」の中腹を一周します。
途中には25‰の登りやr30mの急カーブなどがあり、公園の遊覧鉄道とは思えない スパルタンな路線です。
車窓は基本的に右カーブが続くので、右手は木々や崖(もちろんきちんと整備済み、崖崩れの心配はない)、左手は三河湾を見下ろす絶景が広がります。
路線の最後は小さなトンネルがあり、抜けると駅です。
降車のプラットホームは乗ったのとは逆側になり、ホームの向こうには故障中のB12蒸気機関車とテンダー車にもした発電車(電源車)と赤い塗装の客車五両が停車しております。
このこども汽車線は昭和49(1974)年開通で、機関車と客車は協三工業製です。
当時、日本国内で約20年ぶりに蒸気機関車が新造されたと話題になったそうです。(RM 名取編集長ブログ
『編集長敬白』[リンク]より)
この新造をきっかけに宿泊施設や遊覧鉄道に蒸気機関車を新造して運行するのが流行ります。
歴史的にも貴重、そして40年以上運行されていることは特筆されます。
ここで、私感です。
⑴ 機関車の負担軽減。
B12の修理の目処がついたそうですが、B11も同じ故障が発生する可能性があると思います。
現在、五両編成で運行されているいますが、減車させ三両編成程度にされてはいかがでしょうか。
連続する r30曲線と25〜30‰の勾配はたびたび空転があり ボイラーが心配になりました。
⑵ 乗客と列車の仲を深めて欲しい。
① 改札時間の見直し。
現在5分前の改札なようですが、5分は小さな子ども連れの家族には慌ただしさを感じてしまう時間です。
改札を抜け 階段を登りとすぐに客車に「乗らなきゃ」という感覚になると想像しました。
客車に座席を確保して 機関車の横で熱や音を感じてもらう時間を子どもたちに 提供してあげたいと思いました。
② 走っている蒸気機関車を眺める場所の提供を。
線形が丘の周りを一周する形なので、走っている姿を見て楽しむ事が難しい線だと思いました。
国定公園だということなので、土木的な開発は無理でしょうから、現状で眺めることができる箇所として、駅を出発して踏切の辺り 左側のベンチのあるところが最適だと思います。
ベンチの清掃、駅の発車時刻表の掲示と駅改札周辺に『SL広場(仮称)で汽車を見よう!』などの案内POPなどで良いと思います。
実際、小学生の男の子がお母さんに踏切で機関車を見たい と言っているのを聞きました。
子どもたちと機関車の記念撮影をするチャンスを増やしてあげてください。
今の親は 写真を撮ったらすぐにSNSにアップしてくれます。それだけ宣伝になると思いますが、いかがでしょうか?
私が経営者で お金をかけないで なにかするとしたら この辺りからするかな?と思いました。
まだ行かれてない方 ぜひ見て乗ってください。
現場は完全な『鉄道』です。
なんだ坂こんな坂登る機関車が愛おしい存在になるはずです。
**ご注意**
機関庫やプラットホームを降りた撮影は 特別な許可をいただき担当職員の方のご案内で撮影したものです。
こうして【ボクの夏休み2016】は終了しました。
とても充実した三日間でした。
道中 訪問させていただきました企業、施設のみなさまのご健康とご繁栄、ご発展をお祈りいたします。
お世話になり ありがとうございました。
いつもいつもご覧いただきましてありがとうございます!
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